ホームカウンセラーの館に
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館長のt2o3（てつおさん）です。
欲求とニーズ（必要）の違いとは？
欲求とニーズという言葉はよく似ていますので
混同してしまっている人もいらっしゃるかもしれませんね。
欲求とは、強く欲しているものですが、
手に入らなくてもある程度の我慢ができます。
他方のニーズとは、日本語で言うと「必要」となります。
つまり、「必ず要るもの」、なくてはならないものなので、
ルールを冒してでも手に入れようとします。
人間の基本的なニーズとして、
シックスヒューマンニーズ（6HN）と言うものがあります。
これは誰もが持っている6つの基本的なニーズですが、
人それぞれの優先順位が違います。
そして、色々な条件によってもその優先順位が変わる事があります。
■ シックスヒューマンニーズ（6HN）とは
(1)安定（安全）
(2)不安定（自由）
(3)自己重要感（正義）
(4)人との繋がり（愛）
(5)成長
(6)貢献
(1)と(2)、(3)と(4)はそれぞれが相反するニーズとなり、
お互いに引っ張り合う関係にあります。
特にこの4つの特性を理解して頂けると、
人間関係での悩みを和らげることが期待できますので
少し詳しく解説しますね。
(1) シックスヒューマンニーズの【安定（安全）】
人間は生き残るために本能的なプログラミングがされていて、
安全で安心できる状態を求めます。
このニーズが強いと本能的に変化することを避けようとします。
(2) シックスヒューマンニーズの【不安定（自由）】
(1)安定のニーズと相反するニーズとなり、
「違うこと」を求めようとします。
どんな事でも「ずっと同じ」ということは、
安心できますが、飽きが来たりして
少しでも変化を求めるようになります。
多様性のニーズとも言われ、ずっと同じ状態から、
バラエティ豊かなものを求める事があります。
(3) シックスヒューマンニーズの【自己重要感（正義）】
正義のニーズとも言われ、
自分のことを正しいと認められたいニーズとなります。
本来、常識とは人それぞれが育った環境によって
積み上げられたものですが、
自分の常識は世界の常識だと思い込んでいる人は、
自分が思っている事と違う人がいると
自分の正義を押し付けようとします。
王様、女王様の様なタイプの人は、このニーズが強い傾向があります。
(4) シックスヒューマンニーズの【人との繋がり（愛）】
愛のニーズとも言われ、
誰かと繋がっていたい。愛されたい。と求める傾向があります。
他人に嫌われたくないので、八方美人になったりします。
特に４つの基本的なニーズについて気をつけたいこと
先にも書きましたが、上記の４つのニーズは、
２つずつそれぞれが相反するニーズとなり、
お互いに引っ張り合う関係にあります。
そして、６つの基本的なニーズは誰もが全てのニーズを持っていますので、その強弱によってその人の傾向性が決まって来ます。
また、この傾向性は、
色々な外的条件によって若干強弱に影響を受けるので、
「この人はこのタイプ」と決めつけずに、
「今はこの傾向が強く出ているんだろうな」と、
柔軟に対応して頂きたいと思います。
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