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会話をするとき、脳の仕組みは先読みしている
あなたは経験から気がついていましたか？
会話をしている時、あなたの脳は
何を考えているでしょう？
私たちは、
ホームカウンセラーとしての学びを得て、
傾聴カウンセリングの経験を積んでくると
自分の思考の状態も俯瞰して
見れるようになって来ます。
傾聴に徹すると言うことは、
自分の考えを手放して、
クライエント様の話に集中し、
心の中に入って行ける扉を捜して、
そのカギが何処にあるのかを探りながら
少しずつ深い所に触れさせて頂きます。
この段階でカウンセラーが
自分の考えを出してくると
アドバイスが始まってしまいます。
ホームカウンセラーの仲間の皆さんは
この経験はお有りだと思います。
カウンセラーは、自分の考えを持たずに
只々、クライエント様の話を聴く。
クライエント様の鏡に徹することで
クライエント様は、
ご自身をカウンセラーに投影して
自分自身でセルフカウンセリングを
進めることが出来ます。
クライエント様の口から出て来た言葉は、
自分の中から出て来た言葉なので
素直に受け入れる事が出来ます。
前置きが長くなりましたが、
タイトルに書いた
「会話をするとき、
脳の仕組みは先読みしている」
と言う件ですが、
私たちは誰かと会話をしている時、
無意識のうちに相手が何を言うだろうか？と
先読みしながら話を聞いています。
そして、相手の言葉に対しての
応答も考えながら。
だから、会話が流れるように
スムーズにすすむんです。
会話のキャッチボールをしている訳ですが、
相手のボールがどこに飛んでくるのかを
先読みしているのでうまくキャッチ出来ます。
しかし、話し手が予想もつかない話を
して来たらどうでしょうか？
受け手は用意していなかった話の展開になり、
慌てて次の反応をしなければならなくなります。
あなたも経験した事が有りませんか？
相手の人が脈絡無く、
突然別の話に降って来た時に
どう応えるのか困った事を。
傾聴カウンセリングをしている時も
カウンセラーはクライエント様の
話を聞きながら、
次の展開を予想していると思います。
ここで、カウンセラーは傾聴に
徹していると言えるでしょうか？
先読みをしていると言うことは、
カウンセラーの考えが入り込んでいる
状態なのではないでしょうか？
只々、クライエント様の話に聴き入る。
そして、クライエント様の鏡に徹する。
これを心掛けたいと思います。
