こんにちは、
太極拳をこよなく愛し、
心も体も癒す
傾聴カウンセラーの
北一(きたはじめ)です。
https://twitter.com/kitahajime0613
『聞く技術 聞いてもらう技術』
(東畑開人著、ちくま新書)によると、
コミュニケーションにおいては。
「聴く」だけではなく、
「聞く」ことも大切であるようです。
「ふつう」は一つの意味ではない
「ふつう」という言葉をよく使います。
「ふつうそれは落ち込むよね」
「ふつうはさ、こういう時に手を抜くんだよ」
と言われると何となく助けられたような 感じがするものです。
ただ、「ふつう」はさまざまにとらえられ、
決して唯一ではありません。
たとえば、小学校の先生なら
小学校の先生の「世の中」があり、
ネイリストには
ネイリストの 「世の中」があるので、
「ふつう」といっても、
違う「ふつう」になってしまいます。
違う世の中の人に
自分の 「ふつう」を押し付けると
傷つけてしまいかねません。
悪しき「ふつう」と善き「ふつう」
人を孤立させるのは悪しき「ふつう」であり、
他者とのつながりもたらすのは善き「ふつう」です。
この2つの「ふつう」を分けるものは何かというと、
そこに理解をもたらすか否かなのです。
ただし、理解してくれたからといって、
一瞬で人が変わることはありません。
心の変化は薄皮をはぐように徐々に起こるのです。
時間も大切
時間が経てば経つほど、
事態が悪化していくこともあれば、
時間をかけることによって
好転する場合もあります。
その分岐点はというと、
その時間を他者と
共有しているか否かなのです。
つながりがある時の
時間の流れは治療的であり、
つながりがない時には
破壊的になってしまいます。
つまり、時間を生かすも殺すも
つながり次第なのです。